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【ご相談】「キャバクラで散財する夫について」

今回のご相談

KTさん

こんにちは。
結婚して13年目、6歳の娘(春から小学生)がおります。私は派遣社員46歳で、夫は正社員52歳です。
今回の相談内容は、夫のキャバクラでの散財についてです。

元々、そういう店が好きで、結婚前から通っておりました。上司も仲間も同類が多かったです。コロナ禍以降、飲み会も減り、毎月仲間と行っていた状態から、年に数回程度に減って少し安心していたのですが、ここ最近、少ない回数ではあるものの、金額が大幅に増えております。
しかも1人で、ひと月の給料の3/4も一回で使うほどに。

夫の生い立ちは、両親が商売をしていましたが、経営が傾き、夫の父が借金をし、母と夫が借金取りに追われる。その後、相次いで病気で両親を亡くし、一時期は自暴自棄に(社内で手当たり次第に女性に手を出したり)

転職し、私と出会って結婚、7年後に子供を授かり今に至ります。その間も 女性関係の問題は時々ありましたが、子供が産まれてからは キャバクラ、ガールズバーに行く程度でした。
仕事が好きですが、一時期、やりたいことがわからなくなったと半年ほど休職しておりました。その直前にもキャバクラで散財していました。

最近は、やりたい業務ができるようになり、はつらつとしているように見えましたが、あと10年弱で定年を迎えるということで、このままでいいのか?やりたいことがわからない、友達もいない、、発言することがあります。

散財したことについて反省はしているようで クレジットカードを持たないようにすると言っていますが、前にも同じことを言ってきたので 同じ方法ではダメだなと思っています。

こういう状態は、依存症というのでしょうか?専門医がいないか病院など探してみましたが、アルコールや薬物などの病院しかみつかりません。

私は、娘と楽しく、旅行したりして過ごしたいですし、教育費のことや、家のローンもあるので、まずは娘を1人でも育てられるように正社員への転職を考えています。

ただ、ホントにこれでいいのか、散財する以外は そこまで悪いことがないので、まだ迷っています。

アドバイスいただけますと幸いです。


KTさん、こんにちは。
かかりつけカウンセラーの伊藤です。
ご相談、ありがとうございます。

ご主人の散財についてですね。
ひと月で給与の3/4を1回で使われるのはなかなか、大したお方ですね。ですが、KTさんとしてはさすがに平常心でいることは困難ですよね。

伊藤はそんなご主人の心境に焦点を充てながら回答させていただきたいと思います。少しでの解決のヒントになればと思います。

最初に少し状況を整理させて下さい。
ご主人はキャバクラなどのお店に行かれるのはかなり以前からなんですね、気になるのはここ最近で回数ではなく、金額が大幅に増えたこと。
10年ほどで定年、このままでいいのか、やりたいことがわからない、友達もいないと発言がある。
ご主人のお父様は商売をしていたが借金をされていて、ご主人はその後苦労された。一時期は自暴自棄に。

KTさんはご主人はクレジットカードは持たないようにすると言っているがそれは効果がないと思っている。専門医はみつからなかった。娘さんと楽しく旅行したい。教育費やローンもあるので、娘さんをお一人でも育てられるように正社員の転職も考えている。奥様としては散財以外の点についてはご主人のことを受け入れている。

こんな感じでしょうか。たくさんの情報をわかりやすくお伝えいただいてありがとうございます。

KTさんとすれば、まずはご主人の散財さえなくなってくれれば良くて、願わくば、その散財するお金の一部でも娘さんとの旅行やローンなどに回してくれれば、なお良い、というところですね。おそらく理想を言えば、もっとこうして欲しい、ああして欲しい、これはやめて欲しい、こういうことも考えて欲しい、といことはたくさんあるのかもしれませんね。

1つでも多く、KTさんの理想が叶うようにアドバイスをさせていただきます。

ご主人の散財の理由、KTさんはどうお考えですか?
ご主人は決して、KTさんや娘さんに迷惑をかけたいからキャバクラに行って散在しているのではありません。困らせたいわけでも、ましてや嫌われたいわけでも、お別れしたいわけでもありません。(「それはわかります」とKTさんの返事が聞こえたような、、、)

考えられるご主人の散財の理由をいくつが挙げますので、受け入れられるかどうかは別として、大事なことなので、KTさんにもご認識をお願いできますか。

・キャバクラに行ってしまう自分、もうすぐ定年の自分、このままでいいのかと悩んでいる自分、やりたいことがわからない自分、友達もいない自分、こんな自分でこれから妻や娘を幸せにしていけるのか、と自信が持てずに自分で自分を責めている。いつか妻や娘に愛想をつかされてしまうのでは不安、だったら、いっそう彼らの方から俺を見放してくれ、とわざと愛想をつかされる行為(散財など)をしてしまう。

・(一時期自暴自棄にもなったことがある、というところから)俺は幸せになっていいのか?こんな俺は幸せになれるはずがないという罪悪感がある。とすると幸せや安定を感じた瞬間から、自分に罰を与えるように自らその状況を壊してしまうような言動をとってしまう傾向がある。

・潜在意識の中で、ご主人はなんらかのわだかまりをお父様との間に抱えている。そのお父様の気持ちを理解するために同じような経験(追体験/お金に困る状況)を作ろうとしている。

・お金というものに良くない悪いイメージがあり、手にしていたくない気持ちがある。

これらのお気持ちがご主人も自覚がないままに、潜在的に心の中に隠れているのではないかと思われます。

自覚がないまま、だとしたら、どうして俺はキャバクラに行って、お金を使い、妻に心配をかけてしまうのだろう・・・きっとご主人も自分自身がとってしまう行動に苦しんだり、悩んだりしているのではないでしょうか。

おそらくご主人は、今はそんなにキャバクラが好きなわけでないと思いますよ。

それではここからは
KTさんにしていただきたいことをお伝えします。
それはご主人への接し方を少しだけ工夫して欲しいです。

私はあなたがキャバクラに行くのも、そこでお金を使ってくるのも嫌です。あなたのそんなところは嫌いです。
そのお金は娘とあなたと家族3人で旅行に使ったり、これから娘のために学費に使ったり、家のローンも早く返したいから、返済に充てたりしたいです。

でも、あなたが稼いだお金だし、あなたがキャバクラに行きたい、そこでお金を使いたい、と思うのなら私はそれを止めることは出来ません。あなたがキャバクラでお金を使うことはあなたにとってはやめられないことかもしれません。

私はあなたがキャバクラに行くのは嫌だけど、それだけであなたのことを嫌いになったりはしません。

もしもお金がなくなって、苦労することになっても、私はあなたと娘と3人で一緒に暮らしていきたいです。

なぜならば私はあなたのこんなところが好きだからです。
〇〇なところ、〇○なところ、○○なところ・・・
(思いつくことを一つでも多く、伝えてあげてください)

こんな感じの内容を日々、ご主人に伝えるようにしてくださいね。

はぁー、そんなこと言えるわけないだろー
何が少しだけ工夫だよー
口が裂けても言えるかー
そんなことを言うくらいなら、別れてやるー

・・・ ? 

あっ失礼しました。KTさんはこんな言葉使いをされる方ではないですよね。

どうでしょう? 言えそうですか?

言えませんか? もし言えないとしたら、それはいつから言えなくなったんですか?

・・・

KTさんなら、さらっと言えそうですね。

伊藤は何回もKTさんの相談文を読み返しました。
KTさんの相談文には、給与の3/4を一度にキャバクラで使ってしまうようなご主人なのに、一言もご主人を責めるような言葉が出てこないのです。
一言くらいはね~「もう何考えているのかわからない」「死ねばいいのに」くらい書かれてあっても不思議ではないですが、出来た奥様でございます。 ココロノマルシェの読者の中には「死ね死ね団」の方が多数おられると思うのですが、彼らなら、きっとKTさんのご主人は「お前何キャバクラなんか行っとんねん!もっと稼いでこんかー!」と何度も罵声を浴びせていると思います。笑 読者の皆さん、何か反論はありますでしょうか?

考えられるご主人の散財される理由は先に述べました通りです。潜在的なお気持ちの中になんらかの罪悪感や自信のなさ、弱さがあり、ご主人は今そこに引っ張られているように思われます。人の心に中には誰しもに存在しているものですが、時々何かがきっかけでその存在が大きくなり、その人の日常生活を取り乱します。

それを静めるために、KTさんに今できることはそんなご主人にどうか「安心」を与えてあげてください。信頼の目でご主人を見てあげてください。ご主人は今、内向きな目をしています。ご主人のその目を私に向けさせてあげてください。
私の存在を、私を見るように、ご主人に伝えてください。そうするとご主人はきっとあなたの期待に応えようとしてくれるはずです。散財がなくなっていくころには、KTさんの理想も一つ一つ叶っていくと思います。
最後に一点だけ注意事項をお伝えいたしますと、ご主人とお話しする際に「娘さんために」とお嬢様を主語にした訴えの仕方はしないようにして下さいね。あくまでも主語は「私が」でお願いいたします。

KTさんとお嬢さん、ご主人の3人家族がいつまでもお幸せに過ごされることを応援いたしております。

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