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【ご相談】「被害者意識から抜け出したい」

被害者意識の中で過ごすのは辛いことですね。自分が被害者でいるということは加害者がいるということです。被害者と加害者のままでいると、そこには壁が出来、当然仲良くはなれません。誰かを責めたり、攻撃したりしたくない、という優しい方は、会うと責めてしまうので、責めなくていいように無意識に遠ざけるようになります。またその怒りの行きどころがなく、自分に向け、自己攻撃を始めるようになります。「被害者意識」であることは誰のことも幸せにしません。その意識の状態で長く過ごすほどに、そこから抜けることが難しくなりますので、出来る限り早く抜け出すことが重要です。

みーさん
「被害者意識について」

私は高校二年生の新聞部に所属しています。部員は合計7名で全員2年生です。そのうち1人は幽霊部員です。他のメンバーは部長のAさん、副部長のBさん、特に役職のないCさん、Dさん、Eさん、自分という感じです。
今回ご相談させていただきたいのは普段から仲が良く昼食なども一緒に食べているAさん、Bさん、Cさんについてです。今回相談したい内容はタイトルの通り自分の被害者意識から抜け出したいという話です。
自分は特に役職のない部員ですが、現在部長、副部長がすべき仕事を自分が行っています。原因としましては、私が兼部していて部長、副部長になることは出来なかった、部長が以前塾などの多忙や、顧問に対するストレスにより部活を辞めようとする程追い込まれていた、副部長は仕事ができる訳でなく、ただ名義上副部長になっている。顧問が誰が部長、副部長かちゃんと理解していないことだと思います。
その結果、部長、副部長が部活のライン等に連絡をしないため、他の部員が困ると思い、私が連絡や指示等していたら、それが当たり前になっていました。他にも先生へ記事のデータを渡したり、指示を仰いだり、新聞の添削、見出しの作成や編集など自分がほとんどしています。
Aさん、Bさんとは本当に仲がいいので本気で怒れないというのもあります。
以前、1週間ほど学校を休まないといけない事があり、事前に自分たちで進めるようお願いしましたが記事の配置以外何も決まっていなく、結局自分が指示を出し、最終的に完成した新聞記事の6割は私が作成したような感じです。仕事を頼むにもAさんは塾で30分ほどしか部活に来れなく、Cさんは「なにかしようか?」と言ってくれますが、仕事を頼むために説明をし、その仕事の添削をしないといけなく、結局自分がするのが早いと思ってしまいます。
最近はしないように気をつけていますが、以前はBさんに「私は部長でも副部長でもないのにこんなにやってる」という内容の小言を度々零していましたが、その度にBさんは「ごめん!!!!」と誤ってきます。部長も時々ひどく落ち込んで本当にごめんね言ってきます。でも、今後その仕事を自分がするとは言いません。
結局仕方ないから自分がしようとなります。
ここまでで伝わっているかもしれませんが、誰かに頼まれたわけでもないのに自分から行動し、でも最近「お礼や謝罪もされず私がやるのが当たり前になってる」、「こんなに自分が頑張っても調査書などに役職として書けることはなく、何もしてない二人は部長、副部長とかけ書けるのか」と自分で決めたことなのに被害者のように考えてしまい、AさんやBさんに当たりそうになります。Bさんに関しては実際に当たってました。
多分私がしなくても新聞のレベルがさがる、多少顧問との意思疎通で問題が発生する程度の問題は起こりますが、そこまで大変にならないことも分かっています。でも、それはそれで落ち着かなく部長、副部長が仕事をしないのが悪いからそのせいで私の仕事が増えるという考えかたをしています。
今でさえも被害者意識で悩んでる自分が可哀想という状況を作っっている用に感じ永遠と被害者意識から抜け出せません。
長くなってしましすみません。ご返信頂けますと幸いです。


みーさん、こんにちは。かかりつけカウンセラーの伊藤です。よろしくお願いします。

被害者意識はおそらくは、もともとみーさんの中にあるもので、部活を通してその被害者意識が刺激をされている可能性が高いです。

今回のご相談でみーさんが「被害者」と感じてしまうのは、私は「部長でも副部長でもないのに」たくさん仕事をしている。だからといって「何の得もしない」私は頑張っているのに「損をしている」というお気持ちからかと思います。

では、もしも私が部長や副部長であれば、納得できたでしょうか?
たくさん仕事をすれば、感謝される(かもしれないし)、調査書に書けるメリットがあるから納得できたでしょうか?⇒たぶんそれなりには納得できたかもしれませんね。

次に感謝されるから、調査書に欠けるから、その理由がメインで部活(仕事)を頑張ったのでしょうか?⇒その理由もないわけではないかもしれませんが、メインではないと思います。
新聞部のため、友達のため、みーさんの責任感、仕事へのこだわり...からではないでしょうか。

だとしたら、なぜ被害者意識を持ってしまうのか、少し疑問を持ってしまいますよね

みーさんが感じている「被害」とはなんでしょうか?

今の状況から「自分が可哀想」と感じてしまうのはなぜでしょうか?

部活メンバー(友人)も顧問も、その他の人も誰もみーさんのこと責めたり、していないようですし、またみーさんのことを可哀想、という目で見たりもしていないですよね。
でも、みーさんは「自分は可哀想」と感じてしまう。

「褒められるはずなのに褒められない」という気持ちが隠れているかもしれません。
褒められたい、とまではいかなくても「認められたい」「わかって欲しい」けど、誰も頑張っている私のことを認めてくれない、気持ちをわかってくれない…
頑張っている私「なんか可哀想」

みーさんがとても偉いな~と伊藤が感じることは自分が可哀想という状況を作っている用に感じておられる点です。自覚がある、という点です。これは凄いことです。
被害者意識をお持ちのクライアントさんには、この自覚を持ってもらうためにカウンセラーはありとあらゆるアプローチをするのですが、正直なかなか簡単ではありません。

自分は被害者であるということは「誰か私をこんな目に合わせた加害者がいる」ということです。そこには「怒り」があるため、どのように振舞おうが、この怒りを処理する必要が発生します。

ですが「私が自分でこの状況を作っている」と自覚できるようになると被害者も加害者も自分自身であり、他に加害者はいなくなります。(今回はこの状況を作り出したいのです)


ここから「被害者意識から抜け出すための方法」としてポイントです。

私を可哀想な人にしているのは自分自身である、としたら、
私の可哀想だという「思い込み」を解く必要がありますね。

みーさんが自分が可哀想と感じられるのは、なぜでしたっけ?
誰も頑張っている私のことを認めてくれない、気持ちをわかってくれない…

たぶんですが、みーさんの頑張り、みんな知っているし、認めているし、みーさんに助けられている、と感じているはずですよ。(はっきりと言葉や態度に表現されていないかもしれませんが、なにかしようか・ごめん、の友人のセリフから推測できます)みーさんが怒っているのはみんなが仕事をしてくれない、からではなく、私の気持ちをわかってくれていない、と感じていることにではありませんか?

たぶんね、みんなわかってくれていると思います。

ただ、みーさんの期待するような表現をしてくれないだけなんです。

みーさんはきっと仕事は嫌いではないですよね。本当はレベルも追求したいし、責任感を持ってやりたい、はずです。そういう方のところに自然と仕事は回ってきますから。
それはとても価値のあることです。(世の中はそんな方がいるお陰で回っていると伊藤は思っています)

コロナ禍ではエッセンシャルワーカー再評価されました
我々は普段から医者や看護師は病人を診るのは当たりまえ、電気や水道が使えるも当たり前、と思い込んでいますが、その当たり前をかなえてくれてるいる人の存在を意識することはないですし、ましてやその人たちへの感謝などを口にすることもありません。ですがコロナ禍で注目されたことで沢山の感謝が彼らに集められました。
彼らは可哀想な人たちではありませんでした。

誰しもが褒められたい、感謝されたいという気持ちを持っていますが、だからといってそれだけのために働いているわけでもありません。
好奇心、やりがい、責任感、使命感、達成感・・・働く理由は様々です。

みーさん(被害者意識の強い方)はまず、「私は何のために」「何をするのか」「なぜ、私はそうしたいのか」を常に意識することです。

私は本当に可哀想な人なのか?問うてみてください。

*もしも、どうしても「私は可哀想な人」と思ってしまうという方はおそらく「可哀想な私でいることに、何か大きなメリット」が隠れているのでしょう。そういった場合はなかなか自分自身では気づくことが難しいので誰か(できれば専門の方)にご相談されると良いかもしれません。

部活の活動とお友達が被っていることでそれぞれの背景なども見え過ぎてしまうこと、顧問の先生の関わり方に疑問もあるかもしれません。

ですが被害者意識という点で、そこから抜け出すことは「私自身・私次第」であります

わかってくれる人、理解してくれる人が一人でもいれば(仮に外の人であっても)きっと大丈夫です。わかってくれる人・理解してくれる人は必ずいる、そういう気持ちで、そういう目で周りの人と接して、見てくださいね。必ず、おそらくそばでいます。あなたが今悩んでいることを周りのことは知らいないだけです。あなたが当たり前のように、もしくは好きでやっている、とみなしていて、あなたが悩んでいることを知らいないのです。怒る必要はありません。あなたがこれまでやってきた功績を評価してくれている人がいるはずです。

今回の回答は以上となります。
ご相談ありがとうございました。

被害者意識を持ってしまうことは誰しもに起こりえることでし、多少は持ち合わせているものです。ですので、その意識を全てなくすことは難しいかもしれませんが、ただその必要自体もないようにも思います。 時々、何かの出来事でその意識が刺激され、日常に大きな問題を起こすことがありますので、その際は出来るだけ早く、その意識から抜け出したいものですね。この作業は一人では難しいかもしれません、誰か理解者を探すこと、出来れば専門的な人に話を聴いてもらうことで抜け出すことは可能だと思います。 皆さんも、もし、心当たりがある場合は早めにご相談くださいね。


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