男性の視線を感じると嫌悪感を感じてしまう女性は少なくないんではないでしょうか。今回は友人の女性カウンセラーさんからのご依頼で男性心理について答える、、、はずだったのですが・・・ついつい伊藤自身の女性に対する不満が爆発?しそうになり・・・最終的にはきちんと立て直して回答したお話です(^^;
「キックボクシングで感じた嫌悪感」
こんにちは! 恋愛・パートナーシップカウンセラーの白野(しろの)由季です。
みなさん、見た目を褒められるのは好きですか? わたしも、好きです。
ただ、今回は、ちょっと嬉しくないわ、と思うことがあったので、お話したいと思います。
先日、キックボクシングのジムで知り合った男性に「体型も、顔も、声も好み、見て癒された」ということを言われたんです。
「え」と思い、胸のあたりがザワザワ、ワナワナしました。正直、とっても「気持ちわるい」って感じたんです。 気持ち悪い、こわい、あー油断してた、そんな目で見ないでほしい、こんな気持ちです。
相手の男性のことをもともと嫌っているわけではないし、年齢も若い人なので、本当に悪気なく言っているんだと思いました、たぶん、褒め言葉と思われます。
でも、その時は、「うわーもうジム行けない、、」って思ってしまうくらいでした。キックボクシングをしている時って、わたしはもうがむしゃらな状態なんです。
周りのことなんて気にしていられない、自分を作っていられない、だからこそ、思いもよらないところで「女性」として見られたことがびっくりだったし、無理!っていう気持ちを激しく感じました。今回のことに、わたしがわたし自身の、素の女性的な魅力を良い!と思えていないわたし自身、男性を「見た目が良いな」と見ることを気持ち悪いって思ってる
この考えが、相手に投影されてるのかな、と考えてみました。まだまだ自分の中で、認められてない魅力の伸びしろがある!
こんな風に受け取ろうと思います。 「女モード」を意識してない時、がむしゃらで、何かに夢中な時の自分こそ、魅力なのかも。(前よりも、言いたいことは言えるようになったので、相手の方には、その発言はあんまり嬉しくない!と言いました)
でも、やっぱりこの男性の発言にモヤっとしたので、カウンセラー仲間で、男性心理に詳しい伊藤幸一カウンセラーに聞いてみました!
「男性心理」それはいたってシンプル
「えー、えー、え~~~??!!」
白野さんに「あんまり嬉しくない!」と言われた男性の頭の中です。笑
きっと、なんか良くないことを言ってしまった、というのは白野さんが喜んでいない時点で自覚しているとは思いますが、自分は言ったセリフの何が良くなかったのか?は理解していないと思います。おそらく現役世代の大半の男性は同じように頭の中は「???」になるケースですね。
この男性の「体型も、顔も、声も好み、見てて癒された」という発言はどんな気持ちで、何か意図があったのでしょうか? 皆さんはどう思います?
「男性心理」として、見てみますと、答えはいたってシンプルです。
白野さんがキックボクシングに打ち込んでいる姿を見て、
・僕のタイプだー ぜひお近づきになりたい!
・僕のタイプだー 見ているだけで癒される!
どちらかですね。
この男性が白野さんのことを「体型も顔も声も好み」と言っていることから女性として見ていたのは明らかですよね。 ①は多かれ少なかれ、下心がありますよね。 ②は言葉の通りで、見ているだけで癒されました、ということです。女性の中にはイケメンを見ているだけで癒れるー、という方がいると思いますが、男性も同じように素敵な女性を見ているだけで癒されるー、という方はいますね。
*稀に、からかって笑わせようとして言ったり、何らかの理由で「嫌味」としてこんなことを言う人もいると思います。
まぁ、男性心理なんていうものは本当にシンプル(単純)なんですよ。
女性の気持ちのような複雑で繊細なものではなく、子供らしく純粋なものなんです(言いかたー)笑
ただ、面倒なところがあるんです。自分の気持ちを自覚していなかったり、自覚出来ていてもそれを隠そうとしたりして、言葉(表現)があいまいになったり、下手な嘘をついてしまうところです。言っていることと、やっていることが違っている時はたいてい自覚出来ていないですね。
*女性の皆さん、男性の気持ち(心理)を知るコツは言葉でなく、行動から探るのが鉄則ですよ。
今回の男性も「好きなものは好きー!」って感じで、タイミングな表現を考えずに言葉にしちゃった感じですね。子供みたいでしょ。
男性心理を解説すると、だいたい女性の皆さんからは冷たい反応が返ってくるものです。
単純で子供みたい、で終わってしまうので、つまらないでしょ💦
なので、今回は「女性心理」も男性の伊藤から解説させていただきます!
むしろ、今回のお話は「男性心理」より「女性心理」が大きく関わっておりますよー
(白野さんからは女性心理は聞いていなーい!と言われそうですが、無視しましょう)
男性の視線を感じると嫌悪感を感じてしまう女性の心理
だいたいですねー、男性は単純に女性のことを褒めているのに、なぜ君たちは「キモー」とか言うんだー! (ここから伊藤のキャラは変わります!)
今回の男性も白野さんがキックボクシングに励んでいる姿を見て、「好みだー、癒されたー」と、ものすご~く肯定的な気持ちを伝えているのに、なぜ、、、なぜ、、、「気持ち悪い」と思われるのですかー! ナンセンスだー! せつなすぎるぞー! 男のガラスのハートをなんだと思っているんだー! そもそも白野さんご自身が「本当に悪気なく、たぶん褒め言葉」と思われているのに、その褒め言葉を伝えた男性のことをなぜ「気持ち悪い」と思うんだー!!!
と、世の中の不遇な男性たちの気持ちを代弁(?)させてもらったところで「女性心理」の解説です。笑
男性に好意を向けられたり、褒められたりすると「気持ち悪い」と感じる女性は少なくないようです。なんでー?
自分の中にある「(素の状態の)女性的な魅力」を自分自身で封印、または否定されている状態で、その部分を他者に指摘されると、自分の中で不都合が生じて、困ってしまうわけです。 私にはそんな女性的な魅力があるはずない、と思っているのに、女性的な魅力がある、と言われると困ってしまう不都合な理由が何かあるのです・・・ (不都合な理由、これについてはまたどこかでお話しますね)
ましてや男性に女性的な部分(魅力)を見られた、と感じてしまうと、私がその魅力を否定している度合いだけ、男性のセリフをより強く打ち消す必要があるのです。それが「気持ち悪い」という強い否定的な表現を使ってしまう理由なんですね。
「気持ち悪い」と感じるのは「未成熟さ」ゆえ
でも、さすがは白野さんです「わたしがわたし自身の素の女性的な魅力を良い!と思えていない」と気づかれているんですね。
男性に対してよく「気持ち悪い」と感じてしまう女性はまずはこのことに気づいて欲しいです。
私自身が私の中の女性的な魅力に嫌悪感を感じている時は私に女性的な魅力を見てくれた人(男性)に嫌悪感を感じます。(これを投影の法則といいます)
若い女性が口癖のように「キモー」って言うのは、大人の女性として魅力をまだ受け取れていない「未成熟さ」の証拠ですね。
「未成熟」と言われると、ちょっとー、なんか嫌な感じー、とか思われてる方もいるかもしれませんが、いえいえそんな風には思わないでくださいね。 白野さんの言われるように「未成熟さ」を裏返すと「魅力の伸びしろ」がまだまだある、ということなんです。
ちょっとしたきっかけで、あなたは今の何倍もの素敵な魅力を手にすることができる、ということなんです。
それってワクワクしません? そのきっかけって? どうすればいいの? 気になりません? でもそれはまたの機会に。笑
「モヤっ」の原因は?
そうそう、白野さんの「男性の発言にモヤっとした」原因、これは男性(心理)は関係ないですね。笑
今回の男性の発言はきっかけ(トリガー)になっただけですね。
考えられる「モヤっ」の原因は、2人の私
・年下の男性の言葉が褒め言葉だと気づいていながら「嬉しくない」とゆとりのない返事をしてしまった情けない私
・と同時に「お前もっと上手に褒めろよー」「大体お前なんかに褒められて喜ぶ私とちゃうからなー」「別に嬉しくないからなー!」と男性に(甘えたいし、喜びたい)けど、どうしても「お前もっとしっかりしてくれよー」と言いたくなる私
この2人の私は男性に対しての「怒り」や「失望」を感じている私ですね。
結局、私がしっかりしないといけない、男性には頼れない、甘えられないんだ~という残念な気持ち(絶望感)がくすぐっているみたいです。
今回の男性の発言は白野さんの中にある男性に対する残念な気持ち(絶望感や不信感)を刺激されたのではないかと思います。
今回の「モヤっ」対策
「前よりも、言いたいことは言えるようになったので、相手の方には、その発言はあんまり嬉しくない!と言いました」とありましたが、これはとても良かったと思います。
が、少し言い足りなかったことが「モヤっ」を残したのでしょう。
本当は「お前、褒めるんやったら、もっと上手に褒めろよー、キモイねん!」「もっと勉強して出直してこいやー!」と言えたら、良かった・・・
違う、違う💦
本当は「何が癒されたじゃー、ふざけんなー、癒された言うやったら金払えやー!ただで癒されてんちゃうぞー、コラー!」
違う、違う💦
失礼...何かが...誰かが...急に伊藤の中に降りてきて...
もとい!
本当は
男性:「体型も、顔も、声も好み見てて癒された」
白野:「ありがとう」にこっ 「褒めてくれてるのね、だとしたら、もう少し上手に褒めてくれるかしら」「キックしている姿を見て、顔も声も好みって言われても喜べないでしょ」「次はもっと上手に褒めてね!」にこっ
はい、これで決まりですね! これが言えていたら「モヤっ」はきっと残らなかったと思います。
男性には教育が必要です!良くない部分を伝えて、次というチャンスを与えてあげるのが私好みを作るコツですね。
そして、女性には「ゆとり(私が私の女性としての魅力を受け入れていること)」が必要です。にこっ
(これは決して伊藤の妄想ではありませんよー! 誰か今、ツッコんだでしょ~)
あしからず
今回は以上となります。

多くの男性はボキャブラリーが少ないし、表現力は乏しいです。また褒めるということに恥ずかしさを感じてしまい、ぎこちなく、不器用な表現になってしまいます。(どうか女性陣の皆さんはそのあたりを差し引いて捉えてもらえると、世界平和に繋がります。笑)
さすがに今回の彼のように、必死に蹴りを入れている姿を見て、体型や顔を好みです、と褒められても「えっ、私どんな顔して蹴ってた?!」と気になって、ちょっと喜べないですよね。
ちなみに一部のモテる男性やニュートラルな方はこういう場面で声をかける時は「キックの筋がいいねー、膝をもう少し上げると、もっと力が入るようになるよ」とか「あとで足が腫れるといけないから良かったら、これ使う?」とコールドスプレーなどを手渡してくれて、スムーズに会話をすすめてくれるのではないでしょうか…
そう、TPOに合った会話ができる男性はかっこいいですよね~
伊藤も日々、鍛錬してまいります。
恋愛・パートナーシップカウンセラー
白野由季 https://ameblo.jp/shirono-yuki
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