こんにちは、かかりつけカウンセラーの伊藤です。
今回は喧嘩をしたあとの「仲直りの秘訣」についてお話したいと思います。
お付き合いをはじめると、最初はどんなにラブラブであったとしても、ラブラブ期が終わってしまうと、「喧嘩」というものを避けては通れなくなりますよね。
喧嘩してしまったあと、うまく仲直りできるといいのですが、いろんなカップルの中にはこの「仲直り」が苦手?どうしたらいいのかわからない、と時間薬に頼っていたり、悪気なく、ちょっと待ってそれ逆効果!と止めたくなることをしてしまう人もいるようです。
長くお付き合いをしていたり、結婚生活を続けておられるご夫婦は往々にして、仲直りが上手です。仲直りが出来る、と信頼があるからこそ、また喧嘩も出来るようにも思います。「喧嘩するほど仲がいい」と昔から言われていますよね。
今日は「仲直りの秘訣」について、お話したいと思います。
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喧嘩をした、ということはお互いに何かかがうまくいかなくなったからですよね。
「あんた、また浮気したのー!」
「家に帰ったって、お前がいつもそうやって怒っているだけじゃないかー!」
「誰のせいで起こっていると思っているのよー!」
「俺が悪いっていうのかよー、誰のおかげで生活できていると思っているだー」
令和の現在も、昭和の時代もカップルの間での喧嘩と言えば、こんなやり取りが続いているのではないでしょうか…
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どっちか悪い、どっちが正しい、と正しさを競い合ったっり、どっちの方がより悪いのかを比較しあっている間はなかなか解決はしません。
繰り返しますが、喧嘩になっている時点でお互いの何かがうまくいかなくなっているわけで、仲直りをするには、お互いに何かを変えないといけないのです。お互いの基準が一致していないことが原因なのです。
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長くお付き合いしているカップルでも、うちはこういう喧嘩はしません、そんなお互いに罵り合ったり、責め合ったりしません、という方もいらっしゃるのですが、それはそれで形は違えど「冷戦」という喧嘩というよりは「戦争」じゃないか、と突っ込みたくなるような「長い冷静」をしておられる方もいます。
確かに長くお付き合いしていてもこういったタイプの方に「今まで喧嘩せずに来られた理由は?」「別れずに来られた秘訣は?」と聞くと、たいていは決まって「我慢です」「忍耐です」といった答えが返ってきます。皆さんも聞いたり、見たりしたことはありませんか? 芸能人のおしどり夫婦が結婚何十周年記念、記者会見のインタビューで「ひとえに妻が我慢してくれているおかげです」とか「結婚生活ってやっぱり忍耐ですよ」って答えている場面を。
皆さんはこの冷戦スタイルどう思われますか?
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昔からよくあるこの冷戦スタイル、我々日本人には多いようです。
どうも我々には
「うまくいく」=「我慢」
「我慢」=「愛される」
みたいな概念が隠れているようです。
(これは我慢すれば褒められるという日本文化がそういう価値観を我々に植え付けてきたのが原因かもしれません。)
ですので、逆に愛を表現するのも「我慢」という方法で表現しているみたいです。
これはパートナーシップのみならず、
私が我慢することで彼が夫が子供が家族が…楽になる、幸せになる、うまくいく…
と、我慢で私の気持ち(愛)を表現されている人が多いように思います。
こういう愛の表現パターンをお持ちの方は結果としてパートナーにも「我慢」を強いてしまいます。お互いに不満があっても「これくらい我慢しなきゃ」「それくらい我慢しろよ」と知らぬ間に我慢大会のようになってしまっていることがあるようです。
我慢しすぎると間違いなく相手のことを嫌いになってしまいます。
例の記者会見後、数年のうちに離婚していた、という芸能ネタも「これはセットでしょ?」と言いたくなるようパターンですよね。
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なんか話がそれてきてますかね、、、なんの話をするんでしたっけ、、、?
あっ「仲直りの秘訣」でしたー(書いてても、話してても、何が言いたかったんだっけ?と伊藤はよく迷子になります)
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仲直りの秘訣は「お互いの基準を一致させること」です。
それには最初に紹介した昔から続く伝統的な喧嘩をすることです。
「仲直りの秘訣って言っているのに、喧嘩するって意味がわかりません!」っと当然突っ込みが入りますよね。
うーん、何が言いたいかと言いますと、お互いの基準を一致させるためには黙っていてはいけませんよ、我慢していてはいけませんよ、ということが言いたいのです。
黙っていてはどこが一致していなのかが、わかりません。
お互いに都合よく、パートナーと自分の違う点を想像して、どうせ言っても無駄、とか言うと怒るし、言うと迷惑かけちゃうし、言うと別れることになるし・・・
これが癖になると確かに表面的には波は立ちにくいでしょうが、これは冷戦の始まりにもなりうるのです。お互いに我慢比べの始まりです。忍耐が強い同士ほど、長く付き合えますね。(このスタイルが良い方はもちろん続けてくださいね、でも、もしも限界が来たときは伊藤がお手伝いさせていただきます)
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今日、伊藤がご紹介したい仲直りの秘訣は「喧嘩の仕方」にありますよ、ということです。
何度目かになりますが、もう一度言いますと喧嘩をするということはお互いの基準が違うからです。どこが違うのか、何が違うのか原因を突きとめないと解決が出来ません。
そのためには「黙る・我慢するやり方」はおすすめできません。
確かに感情を落ち着かせるためにいったん黙る、一度は我慢する、ということは良いと思いますが、愛の表現として我慢することはしないでください。
仮に喧嘩になってしまっても
「私はこう思う」「私はこうしたい」「私はあなたにこうして欲しい」
「私はあなたにこうしてもらうと嬉しい」
「私はこういうあなたが好き」「私はこういうあなたが嫌い」
「私は」と言い方をしてもらえると、お互いの基準がわかります。
喧嘩の最中は興奮していたりするかもしれませんが、あとになって冷静になると、互いの違う点が明らかになっているはずです。こうすると原因がわかりやすいのです。
原因がわかれば、対処もしやすいですよね。
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私の基準、パートナーの基準、どちらかがどちらかの基準に納得したうえで合わせてもよいですし、お二人で新しい基準をお作りになっても良いでしょう。
長くお付き合いをすると喧嘩もつきものではありますが、変な言い方ですが、仲直りする自信もあれば、喧嘩も我慢せずに、思い切り出来るものです。
また仲直りすればするほど、お二人の「絆」はきっと深まっていくのではないでしょうか。
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いかがでしたでしょうか?
参考になったよ、という方はぜひコメント欄、お問い合わせフォームより感想をお聞かせいただけると嬉しいいです。
ちょっと伊藤に物申す!という方はカウンセリングをお申し込みいただけると幸いです。笑
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