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【ご相談】「友人(ライバル)を手放したい」

人生には好敵手と言いますか、気になる存在、ライバルという人が現れたりします。自分とは違ったタイプで、嫌いなわけでなく、どちらかというと羨ましかったり、憧れたりします。現実の中では仕事を競ったり、恋愛を競ったり、スポーツや何かいろんな部分で張り合うことが多くて、なにかといつも心の中で意識してしまう存在の人です。ライバルは競い合ってお互いを高めることにはとても価値のある存在と言えると思いますがもっと別の素敵な価値も気づかせてくれます。

ぺぽかぼちゃさん
「大学時代の友人を手放したい」

こんにちは。いつもお世話になっております。
私は40すぎの会社員女性です。夫と子供2人の家族4人で暮らしています。
今回は昔の友人について相談したいです。

たぶん、私は彼女のことが好きで親友になりたかったのですが、今ほとんど連絡を取り合うことはないため、手放したいなと思います。もしかしたらこの相談自体でその役割を果たすかもしれないですが。今でも彼女のことが気になります。向こうは全然私のことは考えていないと思いますが。。軽めですが、根本さんの手放しワークを彼女に対してしてみたこともあります。以下本文です。(書いてみると、20年近く前のことなので、感情含めて結構記憶があやふやなので文末が断定ではない文が多いです汗)

彼女とは大学3年生で、同じ学科で出会いました。メアド交換をしたとき(20年前って感じですね)、「ダメ人間だけどなかよくしてくれ(^〇^)y=~~」みたいなメール文が来て、やさぐれた変わった子という印象でした。彼女の魅力を説明するのはなかなか難しいのですが、、、人情の機微をとらえるコミュニケーション力の高さと観察力と洞察力の高さでしょうか。第一印象ではどうかわかりませんが、どのコミュニティでも時間がたつにつれ、彼女の魅力で人気者になり、異性からモテもしていたと思います。毒舌でずけずけいうようで、凄く世間の評価や他人の評価に敏感で、けっしてそれを超えないギリギリのラインの面白い話をしてくれるような。。勝手ですが、マツコ・デラックスに似ていると思います。あと向田邦子。顔だちもなかなか綺麗な子でした。

私は彼女にすごく影響を受けました。というか、憧れていろいろ取り入れようとしていた記憶です。彼女の魅力は前述のとおり、なかなかとらえがたいものなのですが、素直ではないというか、逆張りっぽい考え方とかもすごく惹かれました。私たちは自分でいうのもですが、名門大学出身なのですが、彼女はこだわっていないようで、すごく自分の頭の良さに自信を持っていて、本心では周りを基本下に見ていたと思います。「自分はそんなつもりはないが、人に見初められ、評価されてしまう。」的な話が彼女には多かったと思います。一方で野心はなく、専業主婦になりたいと言っていました。

また、学生時代は恋愛話に水を向けると、大体直近で誰かに告白されていてすごいな、と思った記憶です。ただ、彼氏いない歴=年齢で、それにも非モテが認められない私は励まされていたはずです。彼氏がいないからと言ってダメなわけじゃない、彼女もそうだし、みたいな。私は彼女が好きで、好かれたい、と思って付き合っていました。それも見透かされていたのかもしれません。よく食事や飲みに行ったり、誘ったり誘われたりもしていましたが、対等には思ってもらえていないのはなんとなく感じていたと思います。

長くなってしまったので手短に顛末を話すと、社会人になってからも連絡を取り合っており、同時期に私と彼女は不倫をしました。20代後半です。お互いかなり相手にのめり込んでいましたが、彼女は「私の不倫はあなたと違って、よくある不倫ではなく、結婚できる運命の相手」というのを言外に醸し出していて、それがすごく屈辱的でした。
たしかに、不倫相手の母親にも好かれているとか、彼女自身の親も不倫を知っているとか、かなり珍しい状況ではあるようでした。
彼女は一時期海外駐在をしており、私は遊びにいって泊めてもらったりもしたのですが、帰任になったのを教えてもらえず、いつの間にか帰国していたのもショックでした。私はそのあと不倫相手とは何とか別れましたが、その際相談したときに、「あなたはもう完全に相手にとって過去の相手なんだよ。」とか説教のようなことをされたのも嫌でした。相談しておいて勝手なのですが、やっぱり私は下に見られていていやだな、自分の不倫は違うと思っているんだろう、、と改めて思い、彼女とはその後疎遠になっていきました。

私は必死に婚活していましたが、2年ぐらいかかり、その間「特に進展なし、、」と彼女には会うたび話すしかありませんでした(そんな自分がみっともなく感じました)。ただ、結局は婚活で結婚出来ました。その連絡をすると、「私なんかずっと不倫していてダメだ」みたいなことを彼女は言っていました。
私はそのあと子供も二人授かり、内心彼女に勝ったという気持ちでいました。数年前までは、彼女に私を馬鹿にしたことを謝ってほしいという怒りがありました。(今思うと何勝手なことを言ってるんだ、ですが。)

結局彼女は何度も別れ話をしながら10年かそれ以上不倫相手と関係を続け、ついに結婚しました。それだけ大好きな相手だったのだと思います。不倫からの略奪婚なんて、なかなかできることではないのですごいですよね。また、40前後で子供も授かったようです。結婚、出産で勝ったと思ってたのに残念だな、という張り合う気持ちがすこしまだ自分にあることに気づきました。憎んでいるようで、まさに、可愛さ余って憎さ百倍みたいな心境なのだろうなと思います。やってみたらいいワークとかアドバイスとかあったら教えてほしいです。アファメーション系も結構好きです。どうぞよろしくお願いいたします。


ぺぽかぼちゃさん、こんにちは。
かかりつけカウンセラーの伊藤です。
よろしくお願いします。

ぺぽかもちゃさんにとって良きライバルのような存在だったんですね。冷静に過去を振り返り、彼女のいいところを評価され、そのうえでご自分のお気持ちも素直に受け入れられているようですね。
ライバルという存在はお互いをリスペクトし、高め合う存在として人生においてとても価値のある出会いなんだと思います。お互い持っているもの違いは感じるけど、尊重出来、ときに羨ましく、憧れたりもします。

少し心理学的に見てみますね。 
「投影」という言葉があります。これは相手や世の中のことを見る時、自分の中にあるものを相手に映し出すこと言います。簡単な説明ですが、例えば、ぺぽかぼちゃさんがご友人のことをコミュニケーション能力や観察力、洞察力の高さを評価されているとしたら、その能力はぺぽかぼちゃさんの中にもある、ということです。その能力があるからこそ、その能力を持っている人がわかるのです。

他者を見て「自分にはない」と思っている能力や魅力は「自分が封印している(ないと思い込んでいる)」ことでもあります。「嫉妬」の原理とも似ていますね。嫉妬のようにネガティブな意味で観ている場合は「シャドウ」とも言います。
嫉妬するのは、相手にあって、自分にはない、と思っていることが前提です。

そういうことを心理学的な原則に当てはめて考えてみますと、ぺぽかぼちゃさんに、これからやってほしいワークは「統合」のワークです。

先ほど、ご友人にある魅力は、ぺぽかぼちゃさんの中にもある、と言いました。
「統合」とはぺこかぼちゃさんの中にあるご友人と同じ魅力や同じ嫌な部分をあなたの中で1つにすることです。

【統合のワーク】
軽く目をつぶり、両の手の平を上に向けて、ください。
ご友人の羨ましい、憧れる部分を思い出して、その要素をあなたの右手の上に重ねていってください。


「私は○○(ご友人のお名前)の観察力の高いところが魅力だと思っています。」
・・・

その次に左の手の平の上にはご友人の嫌なところを思い出して、一つずつ、積み重ねて言ってください。

「私は○○の周りの人を基本下に見ているところが嫌でした」
・・・

そして、一通り出尽くしたら、ゆっくり両手を合掌してください。
両方の要素を一つにまとめるイメージです。

1つになったイメージが出来たら、合掌した手を開き、その上には一つになった要素があります。そのまま開いた両の手を胸に押し当てて、その要素をあなたの胸の中にす~っと入れてあげてください。

そして、先ほど挙げた両方の要素をもう一度思い出しながら、今度は
「○○(ご友人お名前)の観察力の高いところ、それは私もあります」
・・・

「○○の周りの人を基本下に見ていたところ、私にもあります」
・・・

一つずつその要素を言って「私にもあります」と続けます。

最後に「私はそのすべての要素を受け入れます」と言います。

ゆっくり目を開けて、ワークはおしまいです。

「統合」の目的は成熟さを手にすることです。
ご友人の中に見ていたもの、それはご自身の中にもあるものです。自分の中で分離、もしくは封印していた各要素の存在を認め、受け入れ、もう一度自分のものとして一つにするイメージです。
またご自身の中で「統合」することで、ご友人へ対する感情もすべて肯定的なものへと変わっていくでしょう。

成熟さを手にすることで、ぺこかぼちゃさんは、より魅力的な人になり、充実した人生を送れるようになると思います。

応援しております。

今回の回答は以上になります。
ご相談、ありがとうございました。


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