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【全般】【自立女性】「あなたには何ができるかな?」 TBSドラマ「まどか26歳、研修医やっています!」#3より

「私には何ができる?」そう自問自答する場面は日常でもけっこうあるかもしれませんが、人から「あなたには何ができるのかな?」と尋ねられることはそう多くはないと思うのです。皆さんはもし、そう問われたら、なんて答えますか?

この問いに答える準備をしておくと、心の中で1つ軸ができて、日常の中で心が乱されることが少なくなると思います。

TBSドラマ「まどか26歳、研修医やっています!」#3

スキルス癌で余命わずか、痛みもひどい
まだ小さなお子さんと奥さんがいる30代の男性患者
とても仲が良く幸せそうな家族が突然申告されます
有効な治療が見当たらず、緩和ケアに…
主人公の研修医まどかは、どう接していいのか悩みます。

上司に相談すると
「あなたには何ができるかな?」と問われます。
どうしたらいいのか、わからないから上司に相談したのに「あなたには何かできるのかな?」と逆に聞かれます。

 ◆

皆さんは困っている人が目の前にいるとして、
なんとかしてあげたいという気持ちがあるとして、
私は何をしてあげたらいいのか?
私には何ができるのか?
相手はどう思っているのか?
私に手を貸して欲しいのか?
何かして、逆効果だったら…
よけいに状況が悪くなったら…
自問自答しながら、頭の中でこんな感じのことがぐるぐるしたりしませんか?

人(患者さん)と向き合うってなに?

そこでよく出てくる答えは
「話を聴いてあげるだけでも、相手は楽になるんじゃない」
私の中の答えの中にも、相談相手から返ってくる答えにも、よく出てきます。

確かに、そう思います。が、同時に
もし余計なことを言ってしまって相手をもっと苦しめてしまったたどうしよう、共感して話を聴くと相手から、「助けて」と私には手にはあまるような頼み事をされたらどうしよう、とそんな怖さも出てきませんか?
「話を聴いてあげるだけ」
簡単ではありません。これも勇気がいりますよね。

 ◆

まどかの出した答えは
「患者さんにたくさん会いに行こと思う、、、何がつらいか見つけてあげよう、ご家族との時間が少しでも長くなるように、、、それくらいしか考えられません」でした。

その患者さんはどんどん状態が悪くなっていって弱った状態で片言でまどかに対してこう言うんです「今までありがとうございました。忙しいのに毎日来てくれてありがとう」
まどかは笑顔で「嫌と言われても毎日来ますよ」
患者は微笑みながら「先生はやさしいな~」

その後、まもなく息を引き取ります。
そしてまどかは医師として初めての「死亡宣告」を行うことになるのです。

まどかはこうつぶやきます。
「人って本当に死ぬんですね。」
あのとき、ああしていれば、、、こうしていれば、、、と涙します。

それを聞いた先輩は「それでいいんじゃないか、変に強くなる必要ない、人間なんだから」と答えます。

別の上司はこう言います。
「お通夜に行くこと、お葬式に行くことは違う、患者の家族は喜ぶと思う…」
「飲んで食って前向くしかない」と、まどかを励まします。

 ◆

何かしてあげたいと思って、何かをしてあげた結果、もし好ましくない結果がでても、無力感を感じることがあっても、後悔することがあっても、その気持ちを自分自身が拒むことなく受け入れて前を向くしかない、のかもしれません。

結果に関わらず前を向くためにはプロセスが大切なんだと思うのです。
まどかは助けたい患者と出会い、でもどう接していいのかわからず、周囲に相談しながらも自分なりの答えを出して、、、結果、患者は亡くなってしまいますが、まどかは成長し、また前を向くことが出来ました。

結果に固執すると失敗できないプレッシャーに負けてしまいそうになりますが、絶対に失敗しないという完璧な答えがない限りは結果でなく、プロセスを大事にすることが、前向きに生きるコツになるのではないでしょうか。

そして最後は自分で決める。

何をするのか、しないか。

何を言うのか、言わないのか。

 ◆

自分で自分に問いかける自問自答、と
同じ質問でも他者から尋ねられること

まどかが最初に相談した上司の質問
「あなたには何ができるのかな?」

部下が困って相談してきたのに、質問を質問で返すなんて、、、
(もちろん上司は研修医まどかを育てたかったのでしょうし、まどかの素直さを評価していたからかもしれませんが)
「あなたには何ができるのかな?」
この質問返しが秀逸ですよねー。
いっけん、冷たい感じがするかもしれませんが、他者から問われることによって、まどかは「自分で見つける」「自分で決める」よりほか、なくなりました。

上司もきっと心配だし、答えを言ってあげたかったかもしれませんが、それでは本当の意味では彼女のためにならない、と思ったのでしょう、ただ部下や患者に恨まれる可能性もありますから、上司にしても懐が深くないと、こんなことはなかなか言えませんよね。

その結果、まどかは自分で考え、答えを出し、実行し、結果を受け入れて、成長し、再び前を向くことが出来ました。その背景には上司や先輩に相談したことで彼らに見守られていた、ということも大きかったでしょう。それはまどかが素直な気持ちで他者に相談したからだと思います。

 ◆

皆さんはどうですか?
「あなたには何ができるかな?」ともし誰かに聞かれるような場面があったとしたら、なんと答えますか? あなたの答えを教えて下さい。

最後は自分で決める。
何をするのか、しないのか。
何を言うのか、言わないのか。

誰かのために何かをしたいと思ったら、自問自答ばかりせず、
相手に想いをはせたり、誰かに相談すると、いいのかな、と思います。
そのこと行為自体が既にその人にためになることをしていると思います。
また「願う」だけでも「想う」だけでも、十分あなたはその人のためになることをしていると伊藤は思うのです。

 ◆

ちなみに伊藤は「クライアントさんのために何かできるのか?」
もし、誰かにそう聞かれたら、伊藤の答えはこうです。
あなたが悩んでいること、苦しんでいること、葛藤していること、あなたが目を向こうと頑張っていることの証人になることが出来ます。あなたが決断したことを見守ることが出来ます。あなたの想いの理解者になることが出来ます。

 ◆

「あなたに何ができるかな?」と人に尋ねられたら、あなたはなんと答えますか?

この問いに答えられるように準備をしておくと、あなたは心の中に一つ柱が立ったような支えを感じることができると思います。

そしてそれは「自信」を得た時のように自らの成長を感じ、また次へのステージ(「自分軸」で物事を判断する自立した人)へと向かう糧となりえることでしょう。

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