職場の人間関係って難しいですよね。今回は多くの人の共通しているであろうお悩みについて、回答させていただきます。
「間違いを指摘されると腹が立つ、仕事を辞めたくなる」つくしさん
40歳派遣社員です。
事務がやや苦手で、誤字が多いタイプとは自覚しています。自分なりに気をつけていますが、忙しかったりすると書類の誤字が出てましまいます。
ただ、それを確認してくれる社員さんは細かいタイプで、明らかな間違いなともかく、どっちかと言えばこちらにした方がいいくらいのことも間違っていると指摘してきます。
年下の社員さんということもあり、指摘されたら腹が立った後、その社員さんを攻撃したい思いにかられます。もちろん攻撃はしませんが、「お前が困っても絶対助けてやらないぞ」としつこく考えたり、仕事を辞めたくなります。
ちょっと事務ミスが出る以外は仕事に問題はありません。人間関係もよく、その社員さんと飲みに行ったりもします。
この攻撃したくなる、辞めたくなることなく、サラッと受け流したいです。
正社員はこりごりなので社員さんへの嫉妬はありません。
引用:ココロノマルシェ
つくしさん、こんにちは。
タイトルの「間違いを指摘されると腹が立つ」これは僕自身も数えきれないほど、こういった場面を経験してきましたし、きっと読者の方も、同じ気持ちになったことがあると思います。多くの方が共感のできるシェアをありがとうございます。
自分を正しく評価することの大切さ
年下の正社員の方に指摘され、攻撃したい思いにかられながらも、その衝動を抑えられていることがとても偉い! ほんとに偉いことです! 昔の伊藤だったらと考えますと、どうやってやり返してやろか、あやつがミスをするのを見逃さないように観察し、ミスするのをじっ~と待って、ミスしたら、ここぞとばかりに「ミスしやがった~、や~い」と偉そぶって指摘していたかもしれません💦
つくしさんは攻撃はしていません。「当たり前」とか「大したことではない」と、自分が怒りの衝動を抑え、我慢できていることを過小評価をしないでくださいね。当たり前、ではありません。ここはしっかりと自分を評価し、自分を褒めるポイントです。(心当たりのある読者さんも、職場で怒りの衝動を抑え、我慢できた時はきちんと自分を評価して、褒めるようにしてくださいね)
これ、めちゃくちゃ大事やから!
つくしさんはチャーミング!
「絶対、助けてやらないぞ」って、言い方が可愛くない? 可愛いですよね。
話と関係ないやん!?って、思われるかもしれないけど、そうでもないんです。
つくしさん「この社員さんと飲みに行ったりもします」とあるところが、また可愛いでしょ。
普通は一緒に飲みに行くなんて嫌でしょ、ありえないでしょ。
でも、つくしさんは飲みに行く、これはつくしさんが可愛いだけでなく「これはこれ」「それはそれ」という大人な考え方が出来る人で、是々非々が出来る、成熟度を備えている方だ、という証拠でもあります。 あなたのこういうところは嫌いやけど、それはそれ、あなたと一緒に飲むのは好きよ。(この年下の正社員の方をもしかしたら、つくしさんは可愛がっていたりしませんか?)それはともかくとして、つくしさんの大人な対応は、出来るようで出来ないものです。ここもきちんと自己評価して欲しいいポイントです。(チャーミングなところと是々非々が出来るところです)
正社員と派遣さんの壁問題
つくしさんは「正社員はこりごりなので社員さんへの嫉妬はありません」とはっきり表明してくれているのですが、これは職場の人間関係で(今僕が一番多いような気がしている)「正社員と派遣の壁」問題を意識して、最初から「違います」と表明してくれているのですね。(つくしさん、カウンセラーのセンスがありそうですね)
話は逸れてしまいますが、少しだけ触れておきますと、現在では、正社員と派遣という雇用条件の違う人が同じ職場で、同じような仕事内容で働いていることが多くみられます。そのことが要因で職場の人間関係が常にギクシャクしているケースをよく耳にします。こういった場合、環境のせいや相手の性格や能力の問題として捉えてしまうとあなたの悩みは、その場から離れるよりほかは、なかなか解消できる方法が見当たらなくなってしまいます。ですから、この正社員と派遣の壁問題を抱えている人がいましたら、このあと述べますつくしさんの解決法も有効ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
攻撃したくなる衝動や辞めたくなる気持ちをサラッと受け流せるようになるためには?
お話を戻して、つくしさんのリクエストは「攻撃したくなる、辞めたくなる衝動をサラッと受け流したい」ということですね。
ポイントは最初に言いました私が私をきちんと「評価する・褒める」ということです。
と、それと同時に「私は偉大である」という認識を持つことです。(大げさではないですよー、真剣ですよ!)
「サラッと受け流せるくらい私は偉大である」と私自身が認識することです。
こういう言葉があります。
「人は自分の才能で人を愛し、自分の欠点で人から愛される」
この世の中も社会も、会社の中もいろんな人間がいて、そのいろんな人間が微妙なバランスを保ちながら、成り立っているんですよね。 簡単に言うと人間社会は「持ちつ、持たれつ」なわけです。
とは言え、まぁ、僕らって、相手に悪気がないとわかっていても自分のミスや欠点を指摘されるようなことがあると、なかなかその指摘を素直に受け入れるっていうのは難しかったりしますよね。
「私が間違ったのは悪いけど、その言い方はなんなん!?」とか「あなただって、間違うことあるでしょー!」とつい言い返してしまったり…
それじゃ、どうしたら、素直になれるのか・・・
心理的に言いますと、自分で自分の欠点を受け入れられていない度合いだけ、他者に指摘されたら、腹が立つわけです。つくしさんの場合も誤字が多いことを自分の欠点である、私が悪い、と自分のことを否定的に捉えていたり、責める気持ちが強いぶんだけ、相手に攻撃したい気持ちにかられるのです。ちょっとご自分のことを責め過ぎているように思われます。
指摘してくれた人に攻撃したくなる、仕事を辞めたくなるってことは、あなたのミスを指摘している方以上に、自分の犯したミス以上に、自分で自分のことを責めていないですか?ということが、伊藤は気になってくるわけです。
誤字ってね、「お願い致します」と入力したつもりが、「お願いすました」って変換してたり、「上司の件で」と入力したつもりが、「上司の犬で」って変換したり・・・ わかります? 「件」と「犬」ですよ。 伊藤がよくやるミスですが、指摘された時に、ごめんなさい、と上司の犬ってね?!私ってばかね~(でもちょっと面白い)てっへっ、、、みたいな感じで返せるくらい、、、それくらいの認識で、それくらいの反省で、、、済むことも多いと思うのです。
ミスはミスだし、決して「笑ってごまかせ」ということではないですが、誤字は誤字であるわけで、一日中反省していなさい、レベルではないわけです。 ミスをそのミスの重さ以上に自分を責めないことが大事です。
そして私のミス(欠点)を指摘してくれる人に「いつも指摘してくれてありがとう。私、どうしても苦手で、注意していても、つい間違えちゃうの。でもあなたのお陰で大事に至らずに済んでいる。ほんとにいつもありがとね、的な、感じで言えると、ちょうど良いのではないでしょうか。
自分を責め過ぎずに、こういう返しが出来るようになってくると気持ちにゆとりが出来てくるはずです。
ゆとりが出来てくると相手を攻撃したくなる気持ちは薄れますし、辞めたい、と感じることも減ってくると思います。
そうするといつの間にか、相手の受け取り方、反応も変わってくると思うんですよね。
自分の中のある攻撃性っていうのは、誰しもが感じたくない感情です。攻撃性を感じたとしても(本当は相手を攻撃したいわけでなく)でもその場にいると攻撃してしまうかもしれない、と思って、その場から立ち去りたくなったり、いなくなりたい気持ちになります。それが辞めたいと思う気持ちになっています。
先ほど言いました、人は「自分の才能で人を愛し、自分の欠点で人から愛される」その意味を今のつくしさんに当てはめてみると・・・
誤字はあなた欠点かもしれませんが、同時につくしさんの愛されるべき部分でもあるんです。ミスや欠点として、無理に正そうとはせずに、白旗振って、私できません、私苦手です、あなたの力を貸してください、あなたにお任せします・・・と、その部分を相手に差し出して、愛してもらう(受け入れてもらう)ことがあなたがあなたらしくいれる秘訣になります。(その代わり・・・あなたはあなたの才能で誰かのミスや欠点を補ってあげてください)
「注意される」「指摘される」ことを私のことを「愛してくれている」と置き換えて欲しいのです。
実際ね、毎回そのちょっとした誤字を指摘してくる方もいい気はしていないと思うんです。自分より年上で派遣のつくしさんに対して、細かく指摘してくるってことはね、たぶんその方もつくしさんに何か含むことがあるんではないでしょうか~?と思うんですよね(それはまぁ今回はおいておくとして...)
「いつも私の誤字を見つけてくれてありがとう」と返してみることで置き換え完了です。
最初はセリフに気持ちが乗らないかもしれせんが、それで構いません。
良かったら、試してみてくださいね!
回答はここまでとなります。ありがとうございました。
・自分の価値を正当に評価をする・・・ミスの重さ以上に自分を責め過ぎたり、自分のしていることの価値を評価できずにいると、自分では気づかないうちにあなたの心は「きちんと評価してくれよ~」と不満や怒りが蓄積されていくことになります。 ある程度まで溜まってしまうと、ちょっとしたことで怒りが沸点値を超えてきます。
・自分の課しているものは、相手にも課すようになります。(自分に厳しくすると相手にも気ずかぬうちに厳しい基準でみるようになります)
・自分の欠点によって、誰かの才能が生かされます。 自分の才能で誰かの欠点を補うことが出来ます。

「人は自分の才能で人を愛し、助けることが出来ます。自分の欠点は、人から愛される、助けられる部分です」 「持ちつ、持たれつ」ということでございます。自分のことを正しく評価すると、もれなく皆さんは何かにおいて「偉大な人」なのです。この考え方は特に職場の人間関係には役に立つと思います。そうなんだ~と疑り深く、思われる方も一度は試して欲しいと思います。
伊藤の回答をAIがわかりやすく解説してくれます。AIゆえ、若干の不自然さはあるものの、なかな精度ですので、ぜひ一度お聞きください。 注意)音声が出ます!

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