
セックスの問題を抱えるとき、私たちが感じているものは何か?
前回、セックスのお話①では
セックスの悩みについて、
その多くは「自己嫌悪」からくるもので、子供っぽい依存心が隠れている、ということをお話しました。
今回、セックスのお話②では、セックスの問題とその「自己嫌悪」についてもう少し詳しくお話したいと思います。
セックスの問題と自己嫌悪
セックスの問題にはセックスが「出来ない」「苦手」「感じられない(不感症)」「レスになった」など様々あります。
これらの問題には共通点として「自己嫌悪」があります。
最初に結論を言いますと
セックスの問題に向き合うということは「自己嫌悪」と向き合うということであります。
「こんな私は愛されるはずがない」
という思い込みから
「こんな私は愛されるにふさわしい」
と思える私になる、ということです。
セックスの問題を引き起こす原因
セックスという行為はお互いに裸になり、私のありとあらゆるものをさらけ出す行為でもありますから、当たり前なのですが、さらけ出した結果、受けれてもらえるか、否か、肉体的にも精神的にもリスクを伴うものです。
ゆえに、このリスクを警戒しすぎるとセックスという行為は遠のきます。また自己嫌悪(コンプレックス)は誰かに受け入れられて、解消していくものです。セックスという精神的にも肉体的にも受け入れられるという体験は自己嫌悪が解消される機会でもあるため、セックスから遠のくということは自己嫌悪が解消される機会も減るということになります。(人によってはセックスという行為がないことで自己嫌悪が増すこともあります)
逆にハードルを下げ過ぎても、実のところ自己嫌悪は解消されるどころか深まることもあるのです。
私たちはみんな、心のどこかで「私という存在はあまりよいものではない」と罪悪感を感じているので、もしも、自分のすべてを知られてしまったとしたら、相手は自分に幻滅してしまうのではないかという「怖れ」を持っています。
この「怖れ」がセックスの問題を引き起こしてしまうんですね。
*ここでいうセックスは愛のある行為でいわゆる身体だけの関係というのもは横に置いておいて下さいね。
自己嫌悪の象徴は「アソコ」
「もしも、自分のすべてを知られてしまったとしたら、相手は自分に幻滅してしまうのではないか」
もちろん、そんなことはありません。
それは誤解で真実ではありませんが、
多くの男性は「見栄」をはりますし、
多くの女性は「演技」をするのも事実です。
そうして
相手から「嫌われる」という怖れから、
自分を守ろうとします。
私たちは、思春期にアソコに毛が生え始めたころから、自己嫌悪の象徴をアソコ(性器)に投影するようになります。
アソコが大きいとか小さいとか...
綺麗だとか汚いだとか...
そして自己嫌悪の象徴として性器を認識していくようになるのです。
嫌われないように必死
しかし、セックスというのはこの自己嫌悪の象徴である性器をあらわにして行うものですよね。
ですから、自己嫌悪が強いとアソコをあらわにするセックスという行為に抵抗を感じてしまうのです。
これは肉体的なことだけでなく、セックスの最中に感じる感情について
も同じです。
男性は自分のサイズは...
テクニックは...
すぐにイッてしまったらどうしよう...
途中で中折れしないだろうか...
彼女を満足させられるだろうか...
女性は感じすぎて大きな声を出してしまわないか...
自分がコントロールできなくなってしまったらどうしよう...
緊張しすぎて、感じられなかったら...
彼のために感じているフリをした方がいい...?
積極的になるより
うぶ(初心)なふりをした方がいいかな...?
などなど、
男性も女性もお互いに「嫌われないように」と必死でこんな感情と葛藤をしているものです。
注意してね
自己嫌悪が勝り「相手に嫌われないように」という葛藤に疲れてしまうと「もういいや」という「諦め」や「絶望」「こんな私は愛されるはずない」という自己嫌悪による誤った思い込みの世界に引き込まれてしまうので注意が必要です。
「男なんていらない」
「セックスは別にしなくてもいい」
的な内容のセリフをオブラートに包みながら口にしてしまうものです。
本当にそう思っているのならよいのですが、無意識的に口にしてしまっているとしたら、それは悲劇かもしれません。
求めるものは「怖れの先に」
ただこの「嫌われるかもしれない」という「怖れ」を乗り越えた先に、私たちが心から求めている、愛を感じられるステージが用意されているもの事実です。
セックスは2人だけの親密な行為です。
セックスというのは自己嫌悪を相手によって、受け入れてもらい(愛してもらう)また相手の自己嫌悪を受け入れる(愛する)行為です。
2人の自己嫌悪の象徴を愛し合い、愛や絆を深め、許しや癒しなども含め、私たちが、日々一番感じたがっている感情(幸福)を得られる素晴らしいものです。
セックスは自分のすべてを愛してもらえたと感じることが出来、本当に開放的で、心地の良い気分にさせてくれます。
セックスのお話②はここまでです。
「AdeventCalendar2025」をお読みいただいて、ありがとうございます。
皆さんがこれから迎えるクリスマスや年末年始が素敵な時間となるように願っております。
パートナーのいる方は
どうぞ、その愛を感じ、
深める時間を過ごして下さいね。
パートナーのいない方は
パートナーが出来た時のためにも
自分を愛する、ということを意識して過ごしてみてくださいね。
また家族や友人といった関係においてもセックスと同様の感情(幸福)を感じることは可能です。「嫌われないように」という怖れを越えて、「私は愛されるのにふさわしい」「あなたは愛されるにふさわしい」という気持ちを強く持って、あなたから一歩前に進み出て、勇気を出して大切な人にあなたの気持ちを伝えてみてくださいね。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー
みなさんの幸福を祈っています。

只今、年末特別企画開催中! 自己嫌悪の克服の仕方について教えて! セックスの問題についてもっと詳しく!などなど、この機会に伊藤のカウンセリングをお試しください!
【年末/特別企画】このままでは年を越せない! 12月に押し寄せる不安を解消! すっきりとした気持ちで新年を迎えたい! こういちサンタがあなたのもとにプレゼントを届けにやってきたぞー!



感想をどうぞ